風水を鑑定する場合、普通は現地を見に行ったり図面を送ってもらうものですが、
老師の易占いは便利で、現地に行かずに写真すらなくても、風水を鑑定可能です。
これは本日の事例です。
ある女性からの依頼で、易占いを使ってお墓の風水を鑑定しました。
この人は、お墓の風水改善を頼みたいと思っているのですが、鑑定料で迷っています。
そこで、事前に、易占いでお墓からの影響が良いものか悪いものかを鑑定してもらうことにしたのです。
【立卦】
申月戊戌日(旬空:辰巳)
朱雀 妻財戌土 ’’
青竜 官鬼申金 ’’応
玄武 子孫午火 ’
白虎 子孫午火 ’’
螣蛇 妻財辰土 ’世
匂陳 父母子水 兄弟寅木 ’’
【鑑定結果】
私(太星)は、こう判断しました。
「このお墓の近くに以前は木が茂っていましたが、木が伐採されたと思います。そしてこのお墓は低い場所にあるのでしょう。」
すると、この女性は非常にびっくりした様子で、
「はい!このお墓の近くには林があって昼間暗いほどだったのですが、8年位前に伐採されて今は切り株ばかりです。丘を切り拓いた場所にあって、斜面に墓所があるのですが、一番低い場所に建っています!」
と、お話されました。
太星は続けてこのように判断しました。
「卦と実際の状況が一致していますから、この卦はお墓の風水の情報を伝えていると思います。このお墓はお子さんに対して良くない影響があります。また金運にも良くない影響があります。ですので、風水の改善をされた方が良いです。具体的には、お子さんが鬱っぽくなったり自分の世界に閉じ籠りがちになりやすいです。また不安になりやすく他人から悪口を言われやすく、お金を稼いでも出ていってしまう事多くなる風水です。」
実際に、息子さんは社交性が良くなくて友達ができず、奥さんもご主人もとても良い人なのですが、いつも誰かに悪口を言われたりと人間関係に悩んでいるのです。
【解説】
父母がお墓で、父母を中心に判断します。
父母は初爻に隠れて初爻には寅木が臨み、木の近くにお墓があります。
でも寅木は月に冲されて月破になり、木は切られてしまい今はありません。
父母は初爻にあり、初爻は低い場所で、低いところにある情報です。
子孫が日に入墓して、子孫はお子さんのことで入墓すれば塞ぎ込むことで鬱っぽかったり社交的ではない情報になります。
世爻に妻財が臨んでいますが空亡で、金運が弱い情報で、さらに日に冲されて暗動して応爻を生じては、お金が他人に流れていくことで、働いて稼いでもお金が貯まりにくいのです。
日の戌土が良くない原因で、日には匂陳が臨み風水の情報になり、卦中には六爻に戌土があり朱雀が臨み、悪口を言われる現象が起こりやすいです。
おそらく、近くに斎場やゴミを焼く施設などがあると思います。
これは、風水鑑定のご依頼があったら確認してみたいと思います。